類天疱そう

≪病態≫ 表皮下に水疱を形成する。粘膜をおかす瘢痕性類天疱そうと、皮膚に緊満性水疱をくりかえす水泡性類天疱そうがあり、眼を侵すものは前者にあたる。 上皮基底膜を標的とし基底膜が破壊される。 日本人に多くみとめる。

≪症状≫ 中高年女性の、両眼の難治性結膜炎。円蓋部結膜のうの収縮やPOVの消失。

≪病期分類≫ Stage1 慢性結膜炎

    2 下眼瞼円蓋結膜の収縮
    3 瞼球癒着
    4 角結膜上皮の角化

≪治療≫ 有効な治療法はない。 対処的にステロイド点眼と、二次感染防止に抗生剤点眼。急性憎悪には、シクロスポリンなどの免疫抑制剤やステロイドを投与する。 自己抗体を取り除く血漿交換。

注目の記事

初めての方へ

Web医学辞典メディペディアへようこそ!!この医学辞典は日本中の医師・歯科医師の知恵を結集して、自由に執筆でき、無料で利用できる電子医学辞典を創ろう!というアイディアが結実したものです。このアイディア …続きを読む…