黄斑上膜

黄斑上膜(epiretinal membrane;ERM)

黄斑部網膜の上に膜が形成され、膜の牽引により網膜に皺が形成される。変視症、視力低下を伴うことがある。
後部硝子体剥離に伴う突発性黄斑上膜と、ぶどう膜炎などに伴う続発性黄斑上膜に分けることができる。
変視症、視力低下が高度な場合には硝子体手術により黄斑上膜を剥がす手術を行うが、再発することもある。

注目の記事

dermoid cyst(成熟嚢胞性奇形腫)

≪概念≫ dermoid cystは成熟した三胚葉成分から構成される。嚢胞は重曹扁平上皮でできた強靭な嚢胞壁で覆われ、正常卵巣とは明確に区別される。嚢胞の一部は皮脂、毛髪、歯牙、骨、軟骨、神経組織、 …続きを読む…