ACTH単独欠損症

〔原因〕
不明であるが、自己免疫的機序が考えられている。
〔症状〕
低血圧・低血糖・低Na血症による意識障害、易疲労性、体重減少、食欲不振
〔検査〕
①CRH試験でACTHが無反応
②血中コルチゾール(尿中17-OHCS、尿中コルチゾール)などが低値を示す
③ACTH連続刺激試験で血中・尿中コルチゾールが増加
④インスリン負荷試験(健常者では低血糖によりACTH↑)で無(低)反応
⑤下垂体抗体や甲状腺自己抗体が陽性となる例がある
〔合併症〕
慢性甲状腺炎
〔治療〕
副腎皮質ホルモン(ヒドロコルチゾン)

注目の記事

破嚢

後嚢破損 超音波水晶体乳化吸引術が普及した現在、後嚢破損の発生率は施設間、術者間の差はあるが約3%と言われる。逆にどんな名人でも破嚢のリスクはゼロではない。その後の適切な対応によって、術後の視機能は良 …続きを読む…