Recessive_Stargardt_disease
別称 : fundus flavimaculatus
発症年齢 10歳代
自覚症状 視力低下 色覚異常
検査所見 後極部の黄色斑点、黄斑部萎縮
FA所見 dark choroid(造影初期から後期にわたって色素上皮のリポフスチン蓄積により脈絡膜背景蛍光がマスクされて暗く映る現象)及び黄斑部過蛍光
ERG,EOG 正常から軽度異常
色覚異常 赤緑、青黄色覚異常
視野 中心暗点
病因 視細胞外節の特異的蛋白ABCR (ABC transporter)の遺伝子変異が原因であることが知られている。ABCRには、retinoid cycleにおいてall-trans retinal をall-trans retinolへと変換する過程を促進する働きがあり、ABCRの欠損及びABCRレベルの減少はこのcycle停滞により all-trans retinalの蓄積をもたらす。さらに結果として、暗順応の低下とretinoid cycleの副産物であるA2E( bis-retinal/ethanolamine)の蓄積促進がおこる。このA2Eは光毒性をもち、光照射によりフリーラジカルを産生し、周辺細胞を障害することがわかっている。