Stevens-Johnson症候群

Stevens-Johnson症候群は、多形滲出性紅斑の重症型にあたる疾患である。

臨床


  • 全身の紅斑、水疱、びらんに加え、粘膜病変(口唇、眼、外陰部など)、全身症状(高熱、関節痛など)がみられる。
  • 眼部には結膜炎、角膜炎を生じ、視力障害に発展することがある。
  • 多くは薬剤が原因であるが、ウイルス、マイコプラズマ感染でも発症する。
  • TENへの移行があり、びらん面が10%未満ではSJS、10%以上ではTENと診断する。また、Nikolsky現象(+)もTENの重要な所見である。

治療


  • 原因薬剤を中止し、ステロイドの全身投与(ときにステロイドパルス療法)を行う。

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