最新の記事

角膜ジストロフィー

家族性、遺伝性の角膜混濁、両眼性、進行性に生じる。角膜混濁が進行し、視力低下が著しいものには角膜移植を行う。また、エキシマレーザーによる表層角膜切除術が行われることもある。しかし、数年後には移植片にも ... 続きを読む

最終更新日: 2018-07-01 17:48:54

翼状片

結膜組織が鼻側(まれに両側)から翼状に増殖して角膜内侵入をきたす。慢性に進行する疾患である。原因として、外からの刺激(埃、光線など)や加齢が考えられている。症状翼状片は血管組織を伴っており、充血を認め ... 続きを読む

最終更新日: 2018-07-01 17:48:18

吹き抜け骨折

眼窩部の鈍的外傷などで、急激に眼窩内圧が上昇して起こる眼窩底の陥没骨折である。眼窩下壁に多い。症状眼窩結合組織が骨折部位に落ち込むことにより、上下方向の眼球運動障害(上転障害が多い)。複視、眼球陥凹、 ... 続きを読む

最終更新日: 2018-07-01 17:46:58

水泡性角膜症

角膜内皮細胞減少による角膜機能不全で、不可逆的な角膜浮腫を生じたもの。レーザー虹彩切開術後や白内障手術をはじめとした内眼手術や外傷などで角膜内皮に障害を起こした場合に生じる。また、コンタクトレンズの長 ... 続きを読む

最終更新日: 2018-07-01 17:45:39

電気性眼炎

溶接や殺菌灯の紫外線によって起こる、びまん性の表層角膜炎である。スキーや雪山登山によって起こるものは雪眼炎(ゆきめ)と呼ばれる。症状光線暴露後6〜24時間で発症し、眼痛、流涙、羞明を認める。結膜は充血 ... 続きを読む

最終更新日: 2018-07-01 17:44:44

注目の記事

dermoid cyst(成熟嚢胞性奇形腫)

≪概念≫ dermoid cystは成熟した三胚葉成分から構成される。嚢胞は重曹扁平上皮でできた強靭な嚢胞壁で覆われ、正常卵巣とは明確に区別される。嚢胞の一部は皮脂、毛髪、歯牙、骨、軟骨、神経組織、甲状腺などの組織が結節を作って嚢胞内に突出する。 ≪疫学≫ 胚細胞腫瘍は卵巣腫瘍の25%を占 ... 続きを読む

最終更新日: 2011-02-28 17:42:12

角膜ヘルペス

症状 違和感、流涙、結膜充血、眼瞼浮腫。 炎症の程度、部位により、視力低下も訴える。 所見 上皮型の場合、角膜上皮に特徴的な樹枝状潰瘍を生じる。 実質に炎症が波及すると、角膜混濁、前房内炎症を認める。 診断 特徴的な臨床所見から診断する。 樹枝状混濁は、早期には出現しないので注意が必要。 角膜 ... 続きを読む

最終更新日: 2007-01-02 04:58:04

破嚢

後嚢破損 超音波水晶体乳化吸引術が普及した現在、後嚢破損の発生率は施設間、術者間の差はあるが約3%と言われる。逆にどんな名人でも破嚢のリスクはゼロではない。その後の適切な対応によって、術後の視機能は良好に保たれる。しかし、破嚢した場合、破嚢しない場合に比べて、術後感染症の発生が10倍、術後の網膜剥離 ... 続きを読む

最終更新日: 2007-09-05 16:23:31