コンピューター自動診断

概要

コンピューター支援診断(computer-aided diagnosis:CAD)とも言う。マンモグラフィーと胸部X線自動診断の二つが古くから試みられていた。 それ以外にX線CT、大腸ポリープ、胃X線画像、頭MRI、乳腺超音波画像、眼底写真等のCADが現在各所で開発中である。一連の流れは次のとおりである。関連する注目の技術としては、シカゴ大学の開発した経時的差分像技術がある。

また最近では、テキストによる自動診断もいくつかでてきている。 MGHにより開発され、ハーバード大でも診療支援システムで使用されているDXplain のほか一般向けにハーバード大学が開発したSymptom checkerや対話式のMedgleが知られる。

歴史

一連の流れは次のとおり。

乳癌(マンモグラフィー)の自動診断の流れ

1985年:シカゴ大学により乳癌の自動診断機器の開発

1998年:R2 Technology Incによる上記システムの実用化・FDA認可される

1999年:上記の保険請求が可能になる

2002年:CADx Medical Systems「Second Look」、issicad inc「MammoReader」も認可される

☆胸部X線診断自動診断

1998年:Deus Technologies:「Rapid Screen」が開発される

☆内科診断ソフト MGHで開発されたDXplainがある。

関連リンク

CAD概論に関する簡単なレビュー

OpenCADプロジェクト

注目の記事

破嚢

後嚢破損 超音波水晶体乳化吸引術が普及した現在、後嚢破損の発生率は施設間、術者間の差はあるが約3%と言われる。逆にどんな名人でも破嚢のリスクはゼロではない。その後の適切な対応によって、術後の視機能は良 …続きを読む…