胃切徐後の患者において、胃の食物貯留機能が損なわれているために起こる。
早期
ダンピング症候群と後期
ダンピング症候群がある。
①早期
ダンピング症候群食物が小腸に一挙に入るため、小腸が過剰に反応して蠕動運動が亢進し、腸管の血流が増加する。
食物の浸透圧が高いため、小腸で水分が失われ、高張性脱水がおこる。食後30分以内に発症する。
②後期
ダンピング症候群小腸粘膜が食物を一挙に吸収するため血糖値が急激に上昇し、これに過剰に反応した膵島β細胞の働きによりインスリン過剰状態になり、低血糖に陥る。
食後2~4時間で発症する。