培養皮膚移植

重症の熱傷やあざを治療する再生医療の一つ。患者自身の正常な皮膚を切手大に採取し、表皮細胞を分離・培養してシートを作成して患部に移植することで、拒絶反応なしに一週間程度で傷が治癒する。聖マリアンナ医科大学では、1985年から2008年までに555例の培養皮膚移植を実施し、全身85%の熱傷を負った子供の手掌から移植して成功した例もある。

注目の記事

急性尿細管壊死(ATN:acute tubular necrosis)

〈概念〉 ・ 腎虚血や、腎毒性物質によって尿細管上皮が壊死性変化を起こした状態。 ・ 急性腎不全の原因として最も多い。 ・ 成因として、血流障害あるいは尿細管上皮に対する直接の障害が考えら …続きを読む…