塩酸クロルプロマジン

精神分裂病などの精神神経疾患の治療薬。 メラニン色素と結合する。 メラニン色素のある部分に色素沈着を起こす。 通常の使用量では問題ない。1日使用量が800mg以上で網膜症が 発症しやすく、総投与量よりも1日使用量が網膜症の発症に関与。

眼症状としては、網膜色素上皮にクロルプロマジンが沈着、次第に 網膜色素上皮委縮となり、視力、視野障害を引き起こす。

≪診断≫ 病歴、薬の使用歴。 眼組織の色素沈着。 ERGでa,b波の振幅低下、律動様小波の減弱。

≪治療法≫ とりあえず薬物の中止。しかし、一度委縮した網膜色素は戻らず 視力障害は改善しない。

注目の記事

遺伝子解析ソフトウエア

定義 遺伝子研究を行う際のツール。プラスミド作成、プライマー作成、DNAシークエンス等で欠かせないソフトウエア。最近ではフリーのものも多く出回るようになってきた。またこれまではMac環境でないとつか …続きを読む…