筋芽細胞培養シート

太ももなどの筋肉から採取した筋芽細胞を培養してシート状にしたもの。心筋症などの慢性心不全の末期患者の治療に用いられる。2006年5月、大阪大学医学部の澤芳樹教授らは、日本で初めて、人工心臓をつけて心臓移植を待っている拡張型心筋症の患者に筋芽細胞培養シートを移植し、2007年12月に人工心臓から離脱して退院した。再生医療の臨床応用のひとつ。

注目の記事

白内障

病態 白内障とは、眼球内の水晶体が混濁する疾患です。水晶体混濁の増加は水晶体内のαクリスタリン蛋白変性に伴う不溶性蛋白増加が指摘されています。白内障で最も多いのは加齢に伴う老人性白内障です。年代 …続きを読む…