筋芽細胞培養シート

太ももなどの筋肉から採取した筋芽細胞を培養してシート状にしたもの。心筋症などの慢性心不全の末期患者の治療に用いられる。2006年5月、大阪大学医学部の澤芳樹教授らは、日本で初めて、人工心臓をつけて心臓移植を待っている拡張型心筋症の患者に筋芽細胞培養シートを移植し、2007年12月に人工心臓から離脱して退院した。再生医療の臨床応用のひとつ。

注目の記事

心室中隔欠損症(ventricular septal defect: VSD)

≪疫学・概念≫ 先天性心疾患は出生児の1%ほどが合併する。心室中隔欠損とは心室中隔に欠損校が存在する奇形である。心室中隔は漏斗部中隔、膜様部中隔、肉柱性中隔、流入路中隔の4部分に分けられ、これらの中 …続きを読む…