角膜に混濁をきたした症例に対して施行される。
日本では臓器移植法が整備されたが、手術待機中の患者数は未だ1万人にのぼる。このような日本の状況に対し、欧米では角膜は供給過剰である。角膜移植は拒絶反応の少ない臓器移植としても知られている。
原因
先天性、外傷性、角膜白斑、顆粒状角膜変性、水泡性角膜症などが挙げられる。最も多い原因は白内障手術後に発生する水泡性角膜症である。
術式
術式は、全層角膜移植術、表層角膜移植術、角膜内皮移植術、人工角膜移植術が挙げられるが、もっとも多く行われる術式は全層角膜移植術である。