鼻性視神経症

鼻性視神経症

 

副鼻腔の炎症による、視神経の圧迫、炎症の波及浸潤による。

 

≪症状≫

片眼性の徐々に進行する視力低下。中心暗転。

無痛性がほとんど。

ただし、蝶形骨洞周囲の腫瘍性病変の場合は、視力低下に先だって

眼球運動痛や眼球周囲痛がある。

 

病歴として、副鼻腔手術の既往は重要。

 

≪検査≫

CFFの低下。RAPD陽性。

軽度の眼球突出。

視野は、中心暗点、傍中心暗点、や周辺視野欠損などもある。

眼窩部CT(造影検査も含む)は、水平、冠状断を撮影する。

 

 

≪治療≫

耳鼻科の治療を行う。

眼窩的には、回復しないことが多い。

注目の記事

心室中隔欠損症(ventricular septal defect: VSD)

≪疫学・概念≫ 先天性心疾患は出生児の1%ほどが合併する。心室中隔欠損とは心室中隔に欠損校が存在する奇形である。心室中隔は漏斗部中隔、膜様部中隔、肉柱性中隔、流入路中隔の4部分に分けられ、これらの中 …続きを読む…