鼻性視神経症
副鼻腔の炎症による、視神経の圧迫、炎症の波及浸潤による。
≪症状≫
片眼性の徐々に進行する視力低下。中心暗転。
無痛性がほとんど。
ただし、蝶形骨洞周囲の腫瘍性病変の場合は、視力低下に先だって
眼球運動痛や眼球周囲痛がある。
病歴として、副鼻腔手術の既往は重要。
≪検査≫
CFFの低下。RAPD陽性。
軽度の眼球突出。
視野は、中心暗点、傍中心暗点、や周辺視野欠損などもある。
眼窩部CT(造影検査も含む)は、水平、冠状断を撮影する。
≪治療≫
耳鼻科の治療を行う。
眼窩的には、回復しないことが多い。