コンタクトレンズ
視力矯正器具としてのコンタクトレンズ
①素材による分類
ハードレンズ(HCL)
長所:寿命が長い。乱視補正機能が高い。濾胞性結膜炎を起こしにくい。
短所:異物感が強い。紛失しやすい。
ソフトコンタクト(SCL)
長所:異物感が少ない。
短所:寿命が短い。中長期(1週間~3ヶ月)装用タイプのディスポーザブルタイプは乳頭状結膜炎を起こしやすい。
②処方
コンタクトレンズはレンズ名、ベースカーブ(曲率半径)、パワー(度数)、サイズ(直径)で表記される。
トライアルレンズのベースカーブ:HCLでは、ケラトメーターで計測された強、弱主経線の中間値+0.05mmのレンズをまず装着して、フルオレセインパターンを見ながら調整する。SCLでは、強、弱主経線の中間値+0.1mmのトライアルレンズをまず装着する。
円錐角膜では、ケラトメーターで計算された値があまり参考にならない。いろいろなトライアルレンズを装用して滑らかな動きとなるカーブ、サイズを探す。