≪病態≫
パーキンソン病以外の原因によって、2次的にパーキンソン病様の症状(無動、静止時振戦、筋固縮、姿勢反射障害)が生じるもの。
≪原因≫
薬剤性:ハロペリドール、クロルプロマジン、レセルピン、メチルドパ、ブロモクリプチン、スルピリド
中毒:マンガン、一酸化炭素
器質性:基底核梗塞、脳炎、脳腫瘍
代謝性:副甲状腺機能低下症、Wilson病
外傷性:慢性硬膜下出血、ボクサー脳症
変性疾患:多系統委縮症(MSA)、進行性核上麻痺、皮質基底核変性症
≪特徴≫
・レボドパが効きにくい
・筋固縮に比して振戦がみられにくい。