特定保健用食品
特定保健用食品
内閣府と厚生労働省がその有効性と安全性を評価した食品群の総称。通称「トクホ」。1993年に許可第1号が生まれ、その後、消費者の健康意識の高まりと共に増加して、2007年1月現在では809品目に増加した。効果の内訳としては、消化器・代謝・循環器領域が合計8割を占める。この名称表示権の取得のためには、その食品が持つ効能について一定の科学的根拠を行政に提出する必要がある。許可に到るまでには数千万円の開発費用がかかるため、中小企業にとっては取得が容易ではない。申請と許可に必要な効能についてのデータは、その商品開発を行う企業が用意するため、一方的で都合の良い結果だけを集めているとの批判が世界保健機構WHOからも提出されている。