交感性眼炎
病態
交感性眼炎は穿孔性眼外傷や内眼手術後にぶどう膜のメラノサイトが抗原に認識されて発症する自己免疫疾患で、ぶどう膜が外界に露出するような外傷後に発症することが多い。眼手術後の発症率は眼外傷後に比べ低いが、術式では網膜剥離手術、硝子体手術などの報告が多い。臨床症状はVogtー小柳ー原田病に類似しており、契機が異なるのみで両疾患の病態は同一であると考えられている。
検査
蛍光眼底造影検査
髄液検査ーTリンパ球を主体とした髄液細胞増多がみられる。
主要組織適合抗原ーHLA-DR4,DR53,DQ4はほぼ全例で陽性である。
治療
ステロイド大量療法やステロイドパルス療法