黄斑浮腫

黄斑とは

網膜の中心部にある直径1.5~2.0mmの淡黄色の部分を黄斑といい、その中央部のややくぼんだ直径0.3~0.4mmの部分を中心窩という。黄斑には2種類の視細胞のうち、錐体が高密度に集積している。錐体は解像力に優れているため、黄斑の疾患は視機能の低下に直結しやすい。

黄斑浮腫]]とは">

黄斑浮腫とは

黄斑に血管外浸出物が貯留した状態をさす。形態学的には、嚢胞様浮腫・びまん性浮腫・網膜下液に分けられる。OCTによる観察で詳細に分析する事が可能である。

黄斑浮腫]]の原因">

黄斑浮腫の原因

①網膜血管疾患

網膜静脈分枝閉塞症網膜中心静脈閉塞症

網膜中心動脈閉塞症では網膜浮腫は生じるが、黄斑浮腫は生じない。)

糖尿病網膜症

ぶどう膜炎

③脈絡膜血管疾患

中心性奨液性網膜脈絡膜症・加齢黄斑変性・特発性黄斑変性

注目の記事

熱傷

≪病態≫ 熱の作用で、細胞レベルでたんぱく質が変性することにより生物学的活性が失われ、膜脂質の流動性が高まり、膜内の酵素活性が失われ、細胞機能が障害される。 熱の直接作用により、表皮や真皮に障害が …続きを読む…